《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「お前の協力の賜物と
言っても過言ではないだろう。

そうではないかな、桐生?」


「はい。もちろん、そうですよ」


「うむ。
本選でも、お前ができる
ことは惜しみなくやるように。

もちろん、本来の仕事も
おろそかにしてはいかんが」


「パパ………」


そんなの、言われるまでもない。


本選がどんなことするのか
なんて知らないけど――
全力で応援するつもりだし、
できることならなんだって
やるつもりよ。


だってこれは――もう、
爽介だけの夢じゃないんだから。


胸の中の、熱い想いを込めて。


あたしはパパの目を見て、
しっかりと頷いた。


パパは満足そうな笑みを
漏らすと、


「よし、話は以上だ。
遅くにすまなかったな」


「いえ、大丈夫です。

こちらこそ、ありがとう
ございました」


最後にもう一度大きく頭を
下げてその場を去ろうと
する爽介に、


「あぁ、桐生――」


パパが背後から、何かを
思い出したように呼びかける。


「はい?」
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