ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
熱。
♪苺side♪
修学旅行1日目は、何事もなく過ぎた。
到着して、普通にクラスごとに見学して、お土産も少し買って…至って普通だった。
修学旅行2日目の朝…異変は起こった。
「けほっけほっ」
「苺ちゃん、大丈夫?」
咳込むあたしを、同じ部屋の友達が心配してくれる。
「うん、大丈夫」
「苺ちん、はい」
「ありがとう」
メグちゃんが、冷蔵庫からお茶を取り出し、差し出してくれた。
風邪、治ってなかったんだ…。
っていうか…悪化してる?
冷たいお茶が喉を通ると、気持ち楽になったような気がした。
「本当に大丈夫?先生に言う?」
「うーん…そこまで酷くないから、大丈夫だよ」
うん、大丈夫…薬を飲んだら、また楽になる。そう自分に、言い聞かせる。
「無理しちゃダメだよ?」
「そうそう、何かあったらすぐに言ってねぇ?」
心配してくれる友達が居てくれて、幸せだ。
友達と言えば…由紀ちゃん…。
修学旅行に来てから、一度も顔を合わせてない。
会おうと思ったら、会えるんだけど、何だか会いづらくて…。
「苺ちん?やっぱりしんどい?」
メグちゃんが顔を覗き込む。
気持ち、顔に出てたかな?
「ううん!ちょっと考え事!そろそろ集合時間じゃない?」
あたしはベッドから立ち上がる。
あっ……。
一瞬、頭がくらっとした。
大丈夫…だよね。
今日もきっと楽しくて、すぐに1日が終わる…そう思っていた。
修学旅行1日目は、何事もなく過ぎた。
到着して、普通にクラスごとに見学して、お土産も少し買って…至って普通だった。
修学旅行2日目の朝…異変は起こった。
「けほっけほっ」
「苺ちゃん、大丈夫?」
咳込むあたしを、同じ部屋の友達が心配してくれる。
「うん、大丈夫」
「苺ちん、はい」
「ありがとう」
メグちゃんが、冷蔵庫からお茶を取り出し、差し出してくれた。
風邪、治ってなかったんだ…。
っていうか…悪化してる?
冷たいお茶が喉を通ると、気持ち楽になったような気がした。
「本当に大丈夫?先生に言う?」
「うーん…そこまで酷くないから、大丈夫だよ」
うん、大丈夫…薬を飲んだら、また楽になる。そう自分に、言い聞かせる。
「無理しちゃダメだよ?」
「そうそう、何かあったらすぐに言ってねぇ?」
心配してくれる友達が居てくれて、幸せだ。
友達と言えば…由紀ちゃん…。
修学旅行に来てから、一度も顔を合わせてない。
会おうと思ったら、会えるんだけど、何だか会いづらくて…。
「苺ちん?やっぱりしんどい?」
メグちゃんが顔を覗き込む。
気持ち、顔に出てたかな?
「ううん!ちょっと考え事!そろそろ集合時間じゃない?」
あたしはベッドから立ち上がる。
あっ……。
一瞬、頭がくらっとした。
大丈夫…だよね。
今日もきっと楽しくて、すぐに1日が終わる…そう思っていた。