ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
メグが毎日送る、脈絡のないくだらないメール。
返事をいつも待っていた。
週末に一方的にする、デートの約束。
来てくれないのを知りながらも、諦めきれずに待っていた。
大和を見付けると、しつこいくらいに絡んで行く。
ウザがられながらも、時折笑顔を見せてくれるのが嬉しかった。
勢いに任せて抱き着く。
大和にどうしても触れたくて。
いつしか…抱きしめてくれるのを夢見てた。
全部…全部言えない。
不器用なメグ。
かなり遠回りで、
まどろっこしくて、
なかなか距離は縮まらない。
もしかしたら間違っているのかもしれないけど、
今、こうして幸せなんだもん。
これでいいよね…?
これがメグの“恋し方”だから−…。