頑張り屋な彼女と紳士の皮を被った狼
今度は触れるだけじゃない濃厚なやつ。

啄ばむようなキスを繰り返されると、さらに唇を押し付けてくる。

唇はなかなか離れなくて、苦しくて思わず口を開いたら、舌が入ってきた。


ちょっ、主任! なんてキスするんですかー!


私の口の中で舌同士が絡み合って、吸われる。


「う…、っんう…」


思わず声が漏れていた。

それでもまだやめてもらえなくて、さらに口内を掻き回してくる。


ちょっと、めちゃめちゃ上手すぎなんですけど!


私もそんなに経験があるわけじゃないけど、主任のキスはとても上手なことは分かる。

腰が砕けて、身体は主任の腕に支えられてやっと立っている状態になってしまっていた。

主任の舌は思う存分私の口の中で暴れまくると、やっと離れた。


< 12 / 14 >

この作品をシェア

pagetop