春うララ~時代劇編~
【ララー13】


今日は
のんびりとした日で
部屋で先輩と
ゴロゴロしてました。






すると、
外からカコーンという
聞き慣れない音が
聞こえてきました。






「何だろ?ねえ先輩」







「さあ?見てみるか」






暇だし外に出る2人。







そこには
川田さんが、

丸いボールを持って
立っていた。







「お~ホモ川。
何してんのよ?」







「ああ、ララちゃん。

ウフ!新しい遊びよ
あ★そ★び★」







新しい遊び…?







手に持ったボールと…




奥には棒が数本
三角形の形で立っている







「何ですか遊びって?」







「ウフフ。
これはね春ちゃん
ボーリングっていう
遊びよ!」







ボーリング…?






なんだそりゃ。







「ボーリングって
何よホモ川?

あんた時代背景
間違ってない?」






すると川田は
ブンブンと顔を振る。






「んーん、
ボーリングはね
エジプトの方で
何百年も前からある
遊びよ。

古代の壁画にも
ボーリングをしていた
絵が
書いてあるんだから」







おお、
さすが南蛮(国外)
に詳しい川田。






何でも知っておる。






「そうなのね。
てっきり間違えたかと」







「イヤン!
間違えないわよ!
勉強になったでしょ?

まあボーリングって
昔から言ってるのか
分からないけど、
とにかくボーリングで」







「そうね。

そこまで江戸時代の歴史
分からないものよね」







アッハッハと
高笑いをするララと川田







小春には
何を話しているか
全くチンプンカンプン
でした
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