春うララ~時代劇編~
【ララー16】
「決めた。
アタシ風車職人になる」
唐突にララは
小春にそう言う。
また頭が
おかしく
なったのだろうか?
「ど、どうしたんです
先輩?
また何かに
あてられたんです?」
この人は
すぐ何かに
ハマると言うか、
何と言うか。
そのくせハマっても
3日で飽き、
そんな性格を
小春は分かっていた。
「今度は本気よ。
風車職人、
あのカラカラ回る姿が
私の心を離さないのよ。
まさに芸術よ芸術」
先日、
私はウナギ職人になると
言った時も、
だいたい3日で飽きた。
まあ今回も
その口だろう。
そのウナギの時は
『このヌメリが
アタシを興奮させた』
なんて
とち狂った事を
ぬかしていたが、
今回の風車は
とても美形だけに
こだわってなりたいとは
どうしても思えなかった
「先輩………
他には
理由ないんですか?」
「他?そうねえ…
やっぱり南蛮人に
高く売れるからかな?」
やっぱり…
芸術なんてのは
二の次だ。
一番の目的は金であろう
「ハア…分かりました。
好きにしてください」
こうして先輩は
風車職人になり、
部屋でたくさん風車を
こしらえました。
それから数日後…
何日かは南蛮人に
風車を高く売ってた
ものの、
最近は全く風車に
触れていません。
どうやら飽きたそうです
先輩…
私の家に大量の在庫を
残さないでください…
処理に困った
春なのでした
「決めた。
アタシ風車職人になる」
唐突にララは
小春にそう言う。
また頭が
おかしく
なったのだろうか?
「ど、どうしたんです
先輩?
また何かに
あてられたんです?」
この人は
すぐ何かに
ハマると言うか、
何と言うか。
そのくせハマっても
3日で飽き、
そんな性格を
小春は分かっていた。
「今度は本気よ。
風車職人、
あのカラカラ回る姿が
私の心を離さないのよ。
まさに芸術よ芸術」
先日、
私はウナギ職人になると
言った時も、
だいたい3日で飽きた。
まあ今回も
その口だろう。
そのウナギの時は
『このヌメリが
アタシを興奮させた』
なんて
とち狂った事を
ぬかしていたが、
今回の風車は
とても美形だけに
こだわってなりたいとは
どうしても思えなかった
「先輩………
他には
理由ないんですか?」
「他?そうねえ…
やっぱり南蛮人に
高く売れるからかな?」
やっぱり…
芸術なんてのは
二の次だ。
一番の目的は金であろう
「ハア…分かりました。
好きにしてください」
こうして先輩は
風車職人になり、
部屋でたくさん風車を
こしらえました。
それから数日後…
何日かは南蛮人に
風車を高く売ってた
ものの、
最近は全く風車に
触れていません。
どうやら飽きたそうです
先輩…
私の家に大量の在庫を
残さないでください…
処理に困った
春なのでした