流れ星のカケラ【完】

「今日、星がたくさん見えるらしいよ。」

「本当?やったぁ♪」

きっと、待ちに待った嬉しさのカケラが来るんだよね。

「優貴ってさ、本当に笑うようになったな。」

「うん。」

私が今笑えるのも、友だちがいるのも聖のおかげなんだよ。

聖のおかげで今がある。

そう断言できるよ。

「ねぇ聖…」

「何?」

「なんで聖はみんなの前では''偽りの笑顔''なの?」

いっつもそう。

私と神田くんの前ではしっかりと笑っている。

だけど、みんなの前では目が笑ってないの。

どこか寂しそうな顔して…。

「今はまだ優貴に言えない。でも、必ずいつかその理由を教えるから。」

''まだ''って今の聖には何かあるの?

でも、待ってる。聖が教えてくれるのを待ってる。

たとえそれがどんなことだろうとしても受け止めるよ。
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