流れ星のカケラ【完】

「ほら。」

「う、うん。」

聖に差し出された手を私は握る。

冷たい!

聖の手、夏なのに冷たいよ?

屋上で握手した時は温かかったのに…。

「聖、なんでこんなに手が冷たいの!?」

「優貴の手が熱いだけじゃねぇの??」

いやいや、聖のが冷たいんだってば。

「それより!!はやくファストパス取りに行くぞ!」

「そうだね。」

私たちは走り出す。勿論、手を繋いだままで。

走ってファストパスを取りに行ったアトラクションは、

ジェットコースター。

1番人気だけど、日本で5番くらいに怖いジェットコースターなんだって。

最高で連続5回転するらしい。

まぁ、私にとっては絶叫系は最高なものだから大丈夫♪

あの急降下する直前まで見える景色が好き。

「優貴、チケット貸して?」

「あっ、うん。」

小学生の頃に買っていた幅広い年代で人気のキャラクターのパスケースを持ってきていたので、

その中からチケットをすぐに取り出せた。

聖は、私のチケットを受け取ると一旦私の手を離してファストパスを出す機械にチケットを入れた。

機会からチケット、ファストパスの計4枚のチケットが出てきてそれを聖が持ってくる。

「聖、ありがと。」

「別に大した事じゃねぇよ。それより早く何かに並ぶぞ?」

「うん!」

聖は、また私に手を差し出す。





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