流れ星のカケラ【完】
「聖の、なんか理由になってない気がする。」
「別にいいじゃん。それとも、俺と手を繋ぐの嫌?」
そんな…
そんなキレイな瞳で見つめないでよ~!!
「…ぃゃじゃ、な、ぃ…」
ところどころ声が小さくなってる私。
「ならいいじゃん。」
そう言ったまま手を離す気がない聖。
もう、自分っ!!
頑張るの!
心臓持たせて!
きっと聖は私のことなんて…
私のことなんてなんとも思ってないんだから…ってもっとポジティブ思考になってよ!!
そうだ、ほら、聖はウサギちゃんなのかもしれないじゃない!
ウサギって寂しいと死んじゃうとか迷信だけど、言ってるじゃない。
聖はいっつも寂しそうな顔してるし、きっとウサギが前世なんだよ。
「聖の前世はウサギちゃんだよ。」
「はっ!?」
「だって、寂しいから私と手を繋いでるんでしょ?ウサギも寂しいの嫌らしいし…。」
「……。」
それから、聖はしばらくしゃべんなかった。