流れ星のカケラ【完】
入って、最初のうちはクーラーに当たってる感じで気持ちよかったのに、
30mくらい歩いたら急激に寒さが襲ってきた。
「寒いよぉ…。」
小さく震え始める私。
「優貴。」
「ほぇ??」
バサッ
そう音がして私の視界が暗くなった。
「っ!?」
わけも分からないまま視界を暗くした原因の物を手に取る。
「聖、いいの?」
「いいから渡してんの。」
聖が投げてくれたのは、聖が腰に巻いてたあの赤いパーカーだった。
私は、急いで着る。
聖の香水の匂いがとっても落ち着く。
そして、身体だけじゃなくて心も温かくなる。
「もう寒いし早く出るか?」
「うん。」
私たちは早歩きでアイスランドから出た。