二藍蝶
彼女の話は、とっても楽しくて
私は、何時間でも聞いていたい

学校の帰りには、決まって
寄り道をして彼女と過ごす時間
がどんどん増えていった。

彼女と過ごしていると嫌なこと
辛いこと、全て忘れていられる

家で、一人きりで過ごす時間

私は、嫌でも芳野の事を
想ってしまう。

叶わない恋

貴方を想う気持ち

早く捨ててしまいたい・・・

今日は、以前から約束していた
モデル事務所へ、茉優の案内
の元、出かける事になっている

飾られた母の写真が見れる・・
私の胸はドキドキと高鳴る。

電車を降りた私は、時計を
見た後、改札口を抜ける。

急用で待ち合わせに少し遅れる
茉優を私は待つ事になる。

私の視線の先・・・

下ろされたシャッター。
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