二藍蝶
だけど、俺は二度と
お前の傍を離れない。

お前が泣き止むまで
不安な気持ちが消えるまで
傍で抱きしめてやる。

「藍
 二度と消えないで」

「ずっと、傍にいるよ」

厭きるほど

俺の傍に居て。

俺達は、ここから
始まる・・・

「帰るな・・・」

そう言えば、お前は全てを
捨てて、またこの場所で
俺の帰りを待ち続けるだろう

それでは、いけない。

お前にも、掴んだ夢がある

お前の邪魔はしたくない。
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