年下の君に恋をして
親父さんにお袋さんの話をしたら、親父さんは『そうか』としか言わなかったけど、明らかに動揺してた。

俺はいつか、二人を会わせたいと思っている。


「なあ健斗。翔太も可愛いだろ?」

「はあ? はいはい、可愛いお坊ちゃんですね」

健斗のやつ、バカにしやがって…


俺達は俺の実家で暮らしている。まだ俺に稼ぎがないから、有紀子は肩身が狭い思いをしてるんじゃないかと、俺は心配してるけど、有紀子はそんな素振りは全く見せず、家事を一生懸命やっている。

親父さんとの仲も問題なさそうだし、爺やとは、俺が嫉妬するぐらい仲がいい。



ようやく最後の授業が終わり、健斗に『じゃあな』と声を掛けてダッシュで家に帰る。

「翔、何でそんなに焦ってんだよ?」

と声を掛けた奴がいたから、

「早く帰って受験勉強だよ」

と答えた。
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