ぼくはくま。


『私には君の声が聞こえる、私には君の強い想いが伝わっている…その声が私に届いたから、ここにきた』


真剣なレイルさんの顔をじっと見ていると、レイルさんはまた小さく笑った。



『これが神様が与えた君へのチャンス。私の話を信じてみるか、信じてみないかで全ての道は変わるんだ―…だから私を信じてみないか?』



チャンス…?

僕はいつも誰にも声が届かないって嘆いてただけだった。


嘘かほんとか何て分からないけど
僕は、レイルさんを信じたい…!



千秋ちゃんと一緒にお話したいんだ…!





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