アンガー・グラッチ・ヘイトレッド
修一だ。
あぁ…そうか。
忘れていた。
いつの時か芽生えたこの感情を。
ずっと忘れていたこの温かい気持ちを。
いや忘れてたんじゃないか。あの時自分で閉じ込めたんだ。
でもアイツはそれを優しく開けてくれた。
やっと見つけた。
やっと解放できた。
心の中の黒い雲が全て晴れたような感覚。
もう大丈夫。
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