恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
――ガタッ!


突然カウンターの右端に座っていた男性が、立ちあがった。


彼は当麻くんに向かって片手をあげると、


「じゃ、当麻……そろそろオレ帰るな」


って言って、私たちの方を見た。


……うわ。


コワい。


ジロッて感じで、私とお兄ちゃんを見る。


「あぁ、片田さん。またいつでも来て下さい」


片田さん?


誰なんだろ……って思ってたら、お兄ちゃんが


「あっ!」って、大きな声を出す。




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