先輩に一直線。
「俺、本郷優。二年。専門は、高飛びなんだ。」
ほー。高飛び。
背も高いからなあ。跳躍すごいんだろうなぁ。

「私も、実は高飛びやりたいって思ってるんです。」
悠里が低い声で言った。

もったいないな。
悠里なんか、ものすっごく足速いんだから、短距離行けばいいのに。
まぁ、運動神経いいから高飛びもすごいけどね。

「そうか。」
本郷先輩は前を向いたまま小さく笑った。

あれれ、なんだか本郷先輩、悠里とばっかり話してる。
悠里は積極的だから、こういう時男の先輩でもかまわず行けるんだよね・・・。

私なんか、ただただ背中見てるだけじゃん・・・。
先輩の笑顔は、悠里に向けて作っているものなのに、どうして私がこんなにドキドキしているんだろう。

私、バカみたい。。。
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