空き瓶ロマンス
「――という話だ」
信也が話す横でみちるは、派手に笑い転げていた。
眠くなってきた所為もあって、テンションがハイになっているのだろう。
呼吸が落ち着くと、みちるは要約するように言った。
「……つまり、女子高生は『女』か否か、って事ですね……」
信也としては、そこが一番流してしまいたい部分だったが、みちるはそうとは知らずに話を蒸し返した。
「あと、日本の不純異性交遊的描写はどこまで許されるか……」
「おま……」
みちるは、カップのお茶をぐびり、と飲み、
「正直……ああいうのを本気で受け止める人って、あんましいないんじゃないんですかね……。
確かに、ネットとかでは大騒ぎしてるかもしれないけど、
それってつまりは自分の裏の顔的な……何かこう、一つ弁えてるっていうか……
内輪で騒いでるだけ的な?」
ぐだぐだだったが、何となく言わんとしている事は分かった。