年下の王様
2週間後には行くことになった。



斗和に言えない…。



日を追うごとに言いたくなくなる…。



どんな顔するのかな…。



なんて言うかな…。



「陽菜センセー?」

「なんですか?」

「俺…ちょっと軽い気持ちで遊んでた程度なんで言わないっスよ?」

「いまさらです。それに、亘先生にはいいきっかけをもらったと思ってますから」

「なんかスゲー悪いことしてる気分…」

「悪いことしてるんです、あたし達が…。だから仕方ない!!少し行くだけですしね!!」



亘先生はただのキッカケにすぎない。



もし、向かいのマンションに住んでたのが教頭先生だったら?



即クビだよ。



だからね、亘先生が悪いわけじゃない。



悪いのはあたしと斗和。



罰を受けるつもりもないけど、今回ばかりはさすがにね…。



ちょっと反省しつつ、あたしも大人になって来る。



勝手に決めたみたいで斗和には悪いけど…。



勉強しに行くなら応援してくれるよね?



< 392 / 549 >

この作品をシェア

pagetop