年下の王様
【斗和】



すっげぇ久しぶりに声を聞いた…。



会いたさ倍増…。



だから意地でも電話したくなかったのに…。



だけど心配だったから…。



「兄ちゃん!!母ちゃん行くよ!!」

「おー…」

「早く起きて!!保育園行こう?」



今日から母ちゃんが出張のため、俺と陽太が遊吾の面倒を見ることになってる。



まぁ父ちゃんもそのうち帰って来るからいいんだけど。



「じゃあよろしくね!!」

「いってらっしゃ~い!!」



母ちゃんに手を振る遊吾を抱っこして見送った。



さてと…。



「メシ食うか…」

「うんっ!!」

「ほら、陽太起こして来い」

「はぁい!!」



パタパタと走って陽太の部屋に向かった遊吾の後ろ姿を見てため息…。



陽菜に会いてぇ…。



アイツは寂しくねぇんかな…。



俺は結構しんどいぞ…。



忙しくしてた方が陽菜のことを考えないから仕事と勉強に明け暮れてる。



日々、陽菜病と戦う…。



< 417 / 549 >

この作品をシェア

pagetop