年下の王様
疲れた顔の陽菜に罪悪感が込み上げた。



「悪かったな、まさか来るとは思ってなかった」

「平気だよー。それに嬉しかった。斗和が慕われてて」



間違った解釈だけど陽菜らしいか…。



そんなわけで俺達は順調に夫婦生活を続けてた。



「宮先生、お電話です」

「電話?」

「奥さんの学校からみたいですけど…」



陽菜の学校から電話が来たのは、結婚して8ヵ月が経った時だった。



『先ほど陽菜先生が倒れました。病院に向かっていただけますか?』



慌てて駆け付けた病院のベッドで点滴をされてる陽菜がいた…。



「お前っ…どっか悪いのか…?」

「なんか…できちゃったみたいだよ?」

「は…?」

「今危険な状態だそうで…。当分入院だって」

「でき…?なにが?」

「赤ちゃん。気づかなかったよ。3ヵ月だって」



ぬぁぁぁぁぁぁっ!!



気づけよアホ!!



どこまで抜けてんだゴルァ!!



いや、今は説教は置いとこう。



「危険…?」

「うん、だから安静」



ガキができました。



< 545 / 549 >

この作品をシェア

pagetop