夢の彼方
拒食症の状態からようやくわたしの体は回復し始め、2ヶ月経ったころには35kgまで戻すことができた。


タケル君が手伝ってくれるおかげで仕事にも余裕が出てきた。


だけど、いつまでも彼に甘えているわけにはいかない。


なんとか自分1人で仕事をこなすことができるようなシステムに変えていこう。


そんなことを考えていた時だった。


実家から、突然の連絡。


「母さんが、亡くなったんだ・・・・・」


兄からの電話だった。


母がここのところ具合が良くなかったことは知っている。


もともと高血圧でもあり、心配はしていたのだけれど。


『あなたはまず、自分たちの家庭のことを考えなさい』


そう言い続けていた母。


信次の葬儀以来、母には会っていなかった・・・・・。

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