夢の彼方
それにしても。


わたしが光って、どういうことだろう?


「ルイさん、あなたは素晴らしいものを持ってる」


「え―――?」


ルークの言葉に戸惑う。


「ぜひ、わたしの元でハリウッドを目指してほしいのだが」


「――――――は?」


今、なんて?


わたしの聞き間違い?


だけど、楽屋にいたスタッフやグループの人たちは一様に驚いた顔でわたしを見ていて。


もし聞き間違いじゃなければ。


ハリウッドって、そう言ったの・・・・・?


その後、わたしたちはルークの好意で、とてもいい席でanysのコンサートを見ることができたのだけど。


ルークからとんでもないことを言われたわたしははっきり言ってコンサートどころではなくて。


『わたしと一緒に、ハリウッドを目指してほしい』


ルークは確かにそう言った。


一体どうしてそんな話になるのか。


わたしのブログを見たと言っていたけれど。


コスプレの写真ばかりを載せているようなオタクなブログだ。


どう考えたってハリウッドには繋がらない。


大体。


さっき出会ったばかりでろくに話だってしていないのに。


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