王様とアタシの絶対恋愛制度


「やっと着いた!!!」


やっと大広間についた


あたしは達成感に大きく腕を広げる


「おっ!やっと来た!」


そういう王様はもうすでにどっしりとテーブルの
一番端の立派な椅子に腰を掛けていた


「早くこっちに来い
凪紗には俺の隣の席を用意させたから」


そう言って手招きをされあたし戸惑いながらも
そちらの方向へ向かう


「ここだ、座れ!」


そう言って自分の隣にある椅子を指さす王様


「何であなたにいちいち命令されなきゃなんないのよ」


「細かい事は気にせず座れ
すぐに料理を用意させるから」


あーあ、また命令口調


仕方ないことなのかもしれないが何か気に食わない


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