幸せのQuintet


城戸くん…
そんな風に思ってくれてたの…?



「きっと・・・その時から恋美は特別な存在だったと思う」




     ≪特別≫


その言葉に胸が大きくドキッとなる。



ねぇ、城戸くん。

そんなこと言われたら期待しちゃうよ。



それとも・・・

期待していいの--?




そして城戸くんはクルッと振り向いた。













「好きだよ・・・恋美」













城戸くんは、少し赤くなった顔で笑った。



< 256 / 263 >

この作品をシェア

pagetop