あの日に帰りたい〜第二部〜
新幹線の中で、私は若い私とのぶひでが見える席に座った。二人は大して意味がない会話をしているようだ。のぶひでも床屋に行ったばかりのようで、パーマがばっちりかかっている。当時の高校の校則では、パーマは禁止だった。しかし、ダメと言われるとやりたくなるのが、この年頃である。今考えると、あまり格好良いとは思えないが。新幹線は京都に到着しようとしていた。