幼なじみ
それより、優衣の病気のことを早く酒井さんに話さなきゃいけない。
そう言えば昨日マリンからCMがなんとかってメールきてたな。
「涼、大丈夫?」
「あ、うん。優衣、酒井さんにいつ話す?」
一瞬優衣の顔が曇った。
こんな話したくないってわかってる。
でも逃げるわけにはいかないし...
隠しとおせるものでもない。
優衣の態度は明らかにおかしいし、急に体力が落ちて痩せた。
仕事も減らすと言ってきたし...
酒井さんも何か感づいてるハズ。
だからあえて聞いてこないんだ。
「今日、言おうかな」
「そうだな。俺も一緒に話すよ」
「ありがと」
優衣は不安そうだけど、俺は絶対守るって誓うから。
もう二度と君を泣かせない。
どんなにつらい現実が君を襲っても、俺は絶対君から離れない。
君がいない人生なんて考えられないし、君以外を好きになれるはずがない。
「俺には優衣しかいないんだよ」
「涼ー?どうしたの?」
心配そうな優衣の顔。
「何でもない。もうすぐ付くよ」
優衣は不思議そうに首を傾けた。
そんな一つ一つのしぐさ全部俺のものにしたい。