眠る心
「ジュンちゃん
 こんなに可愛い女の子達を
 侍らせて、俺達より
 人気あるじゃん」

陸の言葉に続く、聖。

「奥さんいるくせに
 なんだぁ・・・
 隣、奥さんじゃん」

メンバーの訪れで、凪子達の
席は、一度に華やかになり
盛り上がる。

凪子も気さくなメンバー達の
心遣いに触れ、緊張が解け
心の底から、自然に
パーティーを楽しんでいた。

そんな頃、少しお酒を
飲み過ぎた凪子は、外の空気
に触れる為にお店を出る。
  
すると、店の外に
柊雨が立っている。

凪子は、その場から離れようと

もう一度、お店の中に戻ろうと
ドアに手をかけた、その時

その手を柊雨に掴まれる。
  
「逃げないで

 おまえの手

 ・・・温かいね」
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