キミの名を呼びたい ~Mirror~


さすがに15分は早い。


なんだかんだ話していたらすぐ学校に着いた。




「よし、到着!!
 じゃあ、俺達はここで。

 また入学式でな。

 終わったら迎え行くから
 待ってろよ。

 先帰らせたなんて
 言ったら俺が母親に
 何言われるか。」



「はいはい。

 全くなんで沙耶さんと母さん
 こんな奴に送らせようと
 したのか不思議。」



「その言い方はないだろ。

 でも、俺もなんでお前を
 送ってるか不思議だよ。
 ひょっとしたらお前の方が
 強いからな。」



「ひどっ!!

 もう良い!!
 ゙先輩゙は教室行って下さい。」


「あぁ、そうするよ。

 琉磨、
 こいつは置いといて行くぞ。」


「あっ、あぁ。

 じゃあまた後でね、
 桃乃ちゃん。


 おい。
 待てよ、和真!!」




二人はそう言って教室に入って行った。




どうやら2人はこの学校内で人気らしい。


現に、学校に入るまでに何人もの女子に話しかけられていた。




琉磨さんは成績優秀でルックスも悪くない。
けど、キミはどうなんだろ。


小さい頃から見てるから私には幼なじみにしか見れない。






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