千夜を越えて
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「-っ」
「あのっ…感想は?変かな?」
着替え終わったあたしは、部屋に沖田さんを招き入れた。
沖田さん、固まってる…
「おーい。」
あたしは、沖田さんの顔の前で手を振ってみる。
「す、すみません。咲夜さんがあまりに綺麗だったのでつい…とてもお似合いですよ。」
沖田さんはそう言って微笑んだ。
面と向かって言われると照れる。
あたしは紅潮した頬を隠すように俯く。
その時、廊下から凄まじい足音が聞こえてきた。