【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
「村瀬楓君。改めて自己紹介をしよう。第1568代、閻魔大王こと、クレナイ・ジルだ。ジルさんと可愛く呼んでくれ。」



握手を求められ、俺はその左手を掴もうと自分も左手を差し出す。



しかし、触れる前に閻魔…ジルさんの手はヒノエさんに弾かれた。



「汚らわしい手で楓ちゃんに触らないでくれる?楓ちゃん、こいつは罪人とはいえ全ての世界の生き物の行く末を裁く奴なんだから、いい奴なんかじゃないのよ。」



「でも、そんな奴に処女を奪われたのはどこの獣族の女王様だったかな?」



ジルさんの言葉に悔しそうに唇を噛み締めるヒノエさん。



ヒノエさんでも、口では敵わないらしい。
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