幼なじみは年の差7歳【完全版】
――……。
一人になった部屋。
久しぶりに手にした携帯は冬馬兄ちゃんがポケットに入れていたから少しだけ温かい。
…少し前は携帯依存症と言っても過言ではないくらい常に携帯を持っていた。
事故後、携帯が無くても意外と生活出来るもんだなぁ。なんて思ってた。
そして今、携帯を手にした私は何をするべきなんだろう?
ゆっくりと携帯を開き、電源を入れる。
懐かしい待ち受け画面を見つめ、それからメールの問い合わせ。
どうでもいいようなメールが数件と…今日の日付で一件。
今日の、数時間前。麻実ちゃんからのメールが来ていたらしい。
【 今日、携帯を返すって聞いたからメールするね。
明日から良明と夏休みの宿題をやる予定なんだけど、美和も一緒にしない?
図書館で10時に待ち合わせ。
返事待ってるね 】
麻実ちゃんからのメールはそう書いてあった。
夏休みの宿題…ほとんど終わらせていたけれど、私は【 必ず行く 】と返事を出した。
正直、麻実ちゃんや良明くんと上手く話せるかわからない。
だけど…冬馬兄ちゃんのことを相談出来る人は他に居ない。
だから。
私は麻実ちゃんと会うことにした。