幼なじみは年の差7歳【完全版】
…昨日の謝罪と、今はまだ難しいかもしれないけれど、受け止めていきたい。という気持ちを、何度も書き直し確かめながらメールに乗せる。
それから、土日どちらか空いていればみんなで出かけよう。といった内容も一緒に書いた。
意を決し、送信ボタンを押す。
…送信中の文字、そして…送信が完了する。
(…仕事中のはずだから、すぐには返ってこないよね)
…そう思っていたけれど、冬馬兄ちゃんからの返事はすぐに来た。
【 俺の方こそごめん。
土日は両方空いてるから、詳しい予定が決まったら連絡して 】
…とてもシンプルな返事。
私はいっぱい悩んでメールを出したのに…と少し複雑な気分になる。
それでも、冬馬兄ちゃんの変わらない様子に安心したのは確かだ。
「冬馬兄ちゃん、土日は両方空いてるから大丈夫みたい。
予定が決まったら連絡して、だって」
「そっか」
良明くんは微笑み、宿題をする手を止める。
麻実ちゃんも手を止めて、良明くんを見た。
「…で、どこ行くの?」
みんなで出かけよう。と良明くんは言ったけど…どこに行くつもりなんだろう?
私と麻実ちゃんの視線を浴びながら、良明くんは指差した。
その先を目で追うと…ぬいぐるみが置いてある。
「隣町にあるじゃん、遊園地。
みんなで行ったら楽しくない?」
まるで子供のような顔で良明くんは笑った。