幼なじみは年の差7歳【完全版】
――……。
その後、美和ちゃんは何事も無かったかのように笑い、毎日を過ごしていった。
傍に居る俺たちの方が上手く笑えない。そんな感じだ。
冬馬さんも変わらない笑顔を見せ、休日は俺たちと行動を共にしてくれる。
4人で行動する。それが当たり前だった。
恋人たちの為のイベント。と言ってもいいクリスマスでさえ俺たちは一緒に過ごした。
4人で遊びに行き、プレゼント交換をし、夜は美和ちゃんの家でパーティー。
これから先もずっとこのまま4人で過ごしていける。
そう錯覚してしまう。
「麻実のこと、そして美和のことを頼むよ」
ワインを飲む冬馬さんが俺にそう言ったのは、紛れもなく、別れが近付いている証拠…。
「いつか、戻ってきますよね?」
俺の問いに、冬馬さんはただ微笑むだけだった。