依存~愛しいキミの手~
「あ、ビールなくなったけど、何飲む?」


空になったビールの缶を端に置きながら、りょうちゃんが私と美香に聞いてきた。


「うーん…じゃあ鏡月ウーロンで。あすかも鏡月のウーロンハイで平気?」


「平気だよ。基本的に何でもいけるから」


そう言うと、りょうちゃんが


「じゃあ持ってくるからちょっと待ってて」


と言い、席を立った。


周りを見渡すと席が全部埋まっていた。テーブルに置かれたピッチの時計は3時すぎを示していた。


私がキョロキョロしたのにつられ、美香もキョロキョロし出した。


「満卓だけど、うちら帰らなくて平気?」


美香が優に聞くと、優は笑いながら


「平気だよ。美香は俺の客なんだからさ」

と笑って言った。


少ししてトレーに色々乗せたりょうちゃんが戻ってきた。トレーから下ろすのを手伝う。


「ありがとう。お客様なのにごめんね」


そう笑うりょうちゃんのたれ目が、すごくかわいく見えた。


トレーを近くに歩いていたホストに渡し、りょうちゃんが慣れた手つきでウーロンハイを作り始めた。


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