青空、ハレの日☆奇跡の条件(加筆修正中)
「へ? カラス?」
その一言に驚いて仙太はマリィの方へと振り返る。先程マリィの周囲にカラス達が集っていたのを仙太は知る由はない。
「はい。こう見えても、黒い生き物とお話しするのは得意なんです」
「く、黒い生き物と……話し……ですか?」
それも悪魔ならではの特別な能力なのか、マリィだけの特技なのかはわからないが、仙太は追求する気になれなかった。
(これまでに丈夫過ぎるヒーローやら魔法やら色々目の当たりにしてるから、もう何でもアリって気がしてきたなぁ)
そう思った仙太は鍋に視線を戻して、湯気から温まり具合を伺う。そろそろ火の止め時と思い、コンロの栓に手をかける。
そこで仙太は、マリィの声で、予想もしなかった人物の名を耳にする。
「でも、結局はクヲンさんにまた助けてもらいました」
「え…………?」
仙太の手が栓を掴んだまま固まる。まず最初に自分の耳を疑った仙太は振り反って、「クヲン?」とおうむ返しに訊く。
「はい、クヲンさんです。あ、クヲンさんっていうのは天使さんで、この部屋も、実はクヲンさんの部屋なんです! 今はなんか特殊任務?………というので留守にしてるんですけど」
「ちょっ、ちょっと待って!」
急に捲し立てれて仙太は混乱する。火を止めるのも忘れ、マリィの目の前へとしゃがみこむ。そんな仙太の勢いに押され、マリィは驚いて、目をぱちくりさせた。
混乱する頭をなんとか整理しつつ、仙太は質問する。
「えっと、じゃあ、君もクヲン……白矢クヲンと知り合いなの?」
「は、はい……あれ? “も”ってことは、仙太さんもクヲンさんとお知り合いなんですか? あ、そういえば、クヲンさんも何か仙太さんのことを知ってそうな感じでしたし……あは♪ すごい偶然ですね!」
無邪気に喜ぶマリィだが、仙太は素直に喜べなかった。
マリィの先の言葉の中にあった“特殊任務”という部分が妙に引っ掛かっていたからだ。
「あ、あの……クヲンの特殊任務って、何かわかります?」
その一言に驚いて仙太はマリィの方へと振り返る。先程マリィの周囲にカラス達が集っていたのを仙太は知る由はない。
「はい。こう見えても、黒い生き物とお話しするのは得意なんです」
「く、黒い生き物と……話し……ですか?」
それも悪魔ならではの特別な能力なのか、マリィだけの特技なのかはわからないが、仙太は追求する気になれなかった。
(これまでに丈夫過ぎるヒーローやら魔法やら色々目の当たりにしてるから、もう何でもアリって気がしてきたなぁ)
そう思った仙太は鍋に視線を戻して、湯気から温まり具合を伺う。そろそろ火の止め時と思い、コンロの栓に手をかける。
そこで仙太は、マリィの声で、予想もしなかった人物の名を耳にする。
「でも、結局はクヲンさんにまた助けてもらいました」
「え…………?」
仙太の手が栓を掴んだまま固まる。まず最初に自分の耳を疑った仙太は振り反って、「クヲン?」とおうむ返しに訊く。
「はい、クヲンさんです。あ、クヲンさんっていうのは天使さんで、この部屋も、実はクヲンさんの部屋なんです! 今はなんか特殊任務?………というので留守にしてるんですけど」
「ちょっ、ちょっと待って!」
急に捲し立てれて仙太は混乱する。火を止めるのも忘れ、マリィの目の前へとしゃがみこむ。そんな仙太の勢いに押され、マリィは驚いて、目をぱちくりさせた。
混乱する頭をなんとか整理しつつ、仙太は質問する。
「えっと、じゃあ、君もクヲン……白矢クヲンと知り合いなの?」
「は、はい……あれ? “も”ってことは、仙太さんもクヲンさんとお知り合いなんですか? あ、そういえば、クヲンさんも何か仙太さんのことを知ってそうな感じでしたし……あは♪ すごい偶然ですね!」
無邪気に喜ぶマリィだが、仙太は素直に喜べなかった。
マリィの先の言葉の中にあった“特殊任務”という部分が妙に引っ掛かっていたからだ。
「あ、あの……クヲンの特殊任務って、何かわかります?」