愛しい記憶
「わぁ…!」

私は感嘆の声をあげた。
何故なら目の前には素晴らしい景色が広がっていたから。

たくさんの木々
遠くの方に見えるキラキラと光っている海
ポツポツと見える家の屋根

いつのまにかこんな高台に来てたんだ!

綺麗…

吹いてくる風が気持ちいい

私は深呼吸してみた。

「綺麗だろ?ここ」

遥さんが私の隣に来て言った。

「はい!」

私は満面の笑みで答えた。

「俺の思い出の場所なんだ」

少し悲しそうに遥さんは笑った。

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