舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜
パンッパンッ


「奈々さん、ようこそclub WINGへ!!」


「へ…?」


クラッカーから飛び出してきた紙テープが私の頭に乗っかっていて、目の前に垂れさがっていた。


状況を把握できない私は、私の周りで拍手するスタッフたちの顔を見渡した。


すると、輪の中から怜音が出てきて、私にスッと手を差し出した。


「ようこそ、club WINGへ。右手をどうぞ、お嬢さん」


「え…?何これ?」


「歓迎会。やってなかったから」


怜音の左手に右手を重ねると、怜音は私の手を握ってソファーに向かい私を座らせてから自分も隣に座った。


すると急に大音量で音楽がかかり、涼介が奥からシャンパンタワーのテーブルを押してきた。


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