舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜
「あ…」


暗闇の中、保っちゃんが持ってきたのはろうそくの刺さった大きなケーキだった。


「ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデートゥーユー」


ゆっくりと保っちゃんが私の前のテーブルにケーキを置いた。


『20』という数字の形をしたろうそくが立っている。


「ハッピバースデーディア奈々さーん」


スタッフが息を止めて、次の歌詞を行く前に私は顔を覆って泣いてしまった。


「ハッピバースデートゥーユー!!!」


たくさんの拍手、そしておめでとうと言う声。急なことでびっくりしすぎて、涙が止まらない。

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