ゴーストシステム
くすくすと笑うセナ。
秀人が何?という顔で見ていた。
やっぱりこの子は秀人そのままだ。

お金を入れ、コーラの下にあるボタンを押す。
ガコンという音を立ててコーラが落ちてきた。

「はい、どうぞ」

「ありがとう!」

出てきたばかりのほどよく冷えたコーラをほっぺたに当てて、気持ちよさそうに目を閉じていた。

セナもコーラのボタンを押す。
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