ゴーストシステム
二人でベンチに座りながらコーラを飲んだ。
大きな木がベンチにちょうど覆いかぶさるように木陰を作っていて、太陽の光を遮っていた。

「セナ、今日は楽しかったね!また来ようね?」

「うん、そうだね」

しばらくすると心地よい風が吹いてきた。
汗ばんだ体をすーっと涼しくしてくれる。

気が付くと夕方になっていた。

「そろそろ帰ろうか?」

飲み終わったコーラをごみ箱に捨てて、公園を出た。
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