ノイズ
「はい。ジュースだよ」



「ありがとう……」



余程のどが渇いていたのだろう。


沙織は可奈に礼を言うと、手渡された清涼飲料水をゴクゴクとのどを鳴らしながら一気に飲んでしまった。


ようやく人心地が付いたのか、ソファーの隣りに座る可奈の方を向いてポツリポツリと話し始めた。



「ねぇ可奈。あたし見たのよ……」



「見たって何を?」



「……死のサイト……」



沙織はクールな性格で普段冗談を言ったり、友達を笑わせたりするタイプではない。


可奈は内心ゾッとしながらも、沙織の切れ長の目を見つめた。



「ほんと……なの?」


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