ノイズ
「それでどうなったの?」



「それが…よく覚えてないのよ」



沙織は困惑した表情で言った。


サイトを見つけた興奮のあまり(ついでに好奇心にも負けて)ついYesを押してしまったことは確かに覚えている。


だが、それから後の記憶がプッツリと途切れているのだ。


可奈は沙織の青白い顔を眺めながら思った。


沙織は本当に「死のサイト」を見たのだろうか?


もし見たとしたら、そのショックで記憶を無くしてしまった可能性が高い。


もっと詳しいことを知りたかったが、今の沙織に無理はさせられない。


可奈は逸る気持ちを押さえて沙織を安全な場所で休ませたいと思った。



「沙織。携帯は持ってる?」



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