ノイズ
「…ごめんね沙織」



もう一度、今度は口に出して言ってみる。



「…気付いてあげられなくてごめんね」



「…………」



沙織は布団の中で泣いていた。



「…あたし沙織のこと応援するから。だからもう泣かないで……」



可奈は繋いでいた右手を離し、枕元のテイッシュを沙織に手渡した。



「ほんとに?ほんとにあたしのこと応援してくれる?」



「当たりまえじゃない。あたしたち友達でしょ?」



「…ありがとう可奈」



沙織は可奈の方に顔を傾けて微笑んだ。


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