ノイズ
「プッ…プププ……」




「あはは…はは……」




同時に吹き出した二人は腹を抱えて笑いあった。



「もうダメ。苦しいよ〜」



「あたしもう限界!」



ひとしきり大笑いした可奈と沙織は、ベッドに身体を投げ出すようにして横たわった。


こんなに笑ったのは、ずいぶん久し振りのような気がする。


大笑いしたおかげでほんの少しだけ、日常の安らぎを取り戻した気がした。


沙織はお腹を擦りながらベッドから起き上がると、微笑んで言った。



「ありがとう可奈。あたし、可奈と友達で本当に良かった」



「あたしも沙織と友達になれて嬉しいよ」




可奈はマッサージをしていた手を降ろすと、沙織の隣りに座った。
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