ノイズ
沙織は絶対に死なせない。




可奈は心の中で静かに決意を固めていた。



それから間も無く、沙織は迎えに来た母親と一緒に家に帰って行った。




「ただいま。うわっ、何だよ!」




文也が玄関のドアを開けたとたん、待ち構えていた可奈に腕を掴まれ、そのまま階段を上って部屋まで連れて行かれた。




「沙織のことなんだけど…」





「沙織見つかったんだろ?良かったじゃん」




文也には沙織が見つかったことをメールで知らせてあったが、詳しい経緯までは伝えていなかった。





「実はね。沙織[死のサイト]見たんだって……」





「…マジで?」





可奈が小さくコクンと頷く。




それを聞いた文也の顔がみるみる青ざめていった。

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