ノイズ
文也が言うには霊は携帯電話を通してやってくるのだから、携帯さえ破壊してしまえば問題はないという考えだった。




確かにそうかも知れないが、それだけで本当に大丈夫だろうか。





可奈はイマイチ不安だった。




やはり、佐々木にお願いして立花に相談した方がいいのではないか。




一瞬そう思ったが、病院での立花の冷たい態度を思い出して止めた。




それに大人に頼ってばかりでは情けないし、とにかく今は自分たちで出来ることをやらなきゃ。




「…メシ食っていい?」




「ごめーん。文也ご飯まだだっけ?作戦会議は終了したからもういいよ」




可奈は文也に向かって両手を合わせて謝った。



文也を長い間自分の部屋に引き止めていたから、紀子が不信に思っているに違いない。
< 278 / 309 >

この作品をシェア

pagetop