ノイズ
「へへっ、もう待ちきれねーぜ」





下卑た笑いを浮かべながら、若い男が服を脱ぎ始める。





トランクス1枚となった男の下腹部が膨らんでいるのは、興奮している証だった。





ベッドに寝かされた女性の上に跨がり、顔を舌で舐め回した後でその唇を音を立てて吸う。




その合間にトランクスを脱ぎ捨て、足を開かせてから女性の身体を一気に貫く。




若い男は快感と異様な興奮の渦に呑まれ、獣のように吠えた。




それを見た初老の男が唇を薄く開けて笑った。



メタルフレームの眼鏡を指で持ち上げ、右手を上げて合図を送る。




白衣の男たちは、手慣れた様子でペンチを取り出すと女性の爪を剥がし始めた。




快楽と同時に苦痛を与え、死に至るまでの様子を儀式と称しては映像作品として作り上げる。




作品は秘密のルートで販売され、金持ちや権力者たちに買われていた。
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