メガネ男子は俺様王子さま
何とか無理矢理に終えた今日の撮影は、思い出したくもないものになってしまいました。。モデルとしての力の無さをつきつけられたようで、やるせない想いに足取りも重く控え室に引き上げました。
でも廊下を見つめながら力なく歩みを進める私の耳は、また声を拾ってしまいました。
「やっぱ、揶揄が聞こえちゃったのかしら…。今日はダメダメだったわね。」
「まぁ仕方ねぇな。言われるのも、見られるのも仕事のうちだしな。」
「あっら~、意外~。今日の総メンバー知ってやばいと思って来たんじゃないの?かばうかと思ったわ~?」
「あんなん程度に振り回されるようじゃダメだ。この仕事をやめた方がいい。」
聞こえてきたカイさんと安斎さんの会話は、はっきりと「ダメだ」と切りつけていて、心当たりのありすぎる私の心臓はズックンと妙な衝撃を感じていました。