賢者と僕

「ハーハーハーッハーハーハーッ」
といかれた野郎は独特な笑い方で笑っていた。
「ハーハーハーッハーハーハーッ。」
僕は頭を打った頭をなでながらベンチに座った。いかれた野郎はまだ笑っている。僕はイラっときた。相手のむらぐらを掴み、
「おい、いかれ野郎、その笑い顔泣き顔してやろうか!!」
と、怖い顔をさせた。
「ご、ごめんごめん、あまりにもうまくいくとは思わなくてさ、」
「あっ何がだ?」
「その反応にさ。」
「誰だっていきなりあんないかれた顔みせればそうなるさ。」
「いかれた顔だった?」
「あーひどくまるで殺人鬼のようで、最悪の気分さ。」
「ごめん謝るよ。そんでそろそろ、むらぐら放してくれないかい。苦しくてさ。」
むらぐらを放した。いかれ野郎は喋りだした。
「あまりにも良く寝ていね、ここ来た時に話しかけたんだよ。でも、起きてくれなくて。だから、勉強を勝手にしてただけだよ。」
「驚かす意味は??」
「ただのおちゃめさ。」
僕はいかれ野郎を殴りかけた。
「うわぁうわぁ、怖いな君は、」
僕はライターをポケットからだしイライラしながらタバコを吸い始めた。まずそのイップクの煙りをいかれ野郎にかけた。いかれ野郎は本当に勉強をテーブルの上でしていた。数多くの参考書 辞書 ノート 筆箱が散らばり手にばんそうこうが多く張ってあり分厚い眼鏡で、ぼさぼさの髪型で、がり勉のあだ名が似合っている感じであった。
タバコをまた2 3吸った。


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